「さらば節約だけの人生、私とお金の共働きで生活が豊かになる」をモットーに、家族や子供との時間も大切にし、心も豊かになる生活を目指しています。皆さんと一緒に不安のない幸せな人生を作っていきたいと思っています。今日お話ししたいのは、最近耳にするようになった「NISA貧乏」という言葉についてです。
いや、本当にこの「NISA貧乏」というワードを聞いたときは驚きました。NISA(少額投資非課税制度)で貧乏になるなんて、一体どういうこと?と思いました。しかし、調べてみると新人NISAへの期待が高まりすぎて、無理な投資をしてしまっている人が増えているということがわかりました。
老後2000万円問題が今では老後4000万円問題として取り上げられ、不安がさらに高まっている現状も一因です。確かに、老後資金に対する不安は理解できますが、投資にお金を回しすぎて今使えるお金がなくなってしまうのは問題です。今回は、この「NISA貧乏」にならないための対策についてお話しします。
まず、NISA貧乏とはどういうことかというと、例えば2024年1月から始まる新NISAへの関心が高まりすぎて、無理な投資をしてしまうことを指します。最近ではクレジットカードで毎月10万円積み立て投資ができるようになったことも、NISAをもっとやらなくちゃという気持ちにさせているようです。
そして、貯めてきた貯金を切り崩して投資をする人も増えているようです。例えば、子供の学費のために貯めていた200万円を新NISAに全額投資してしまうと、学費が必要なときに元本割れしていたらどうするのかという問題があります。
金融庁の資料には過去20年間のデータで元本割れゼロという実績がありますが、それはあくまで過去の実績です。未来が必ずそうなるとは限りません。私自身、2000万円以上を投資に回していますが、生活防衛資金として500万円は確保しています。何かあった時に日本円としてすぐに使えるお金を確保しているのです。
株価が暴落した場合、現金があれば投資を続けることができますが、生活防衛資金がない状態で大暴落が来てしまったら投資を続けるのは難しくなります。ですから、現金の確保は非常に重要です。
ここからは、NISA貧乏にならないために必要なことを3つお話しします。
目次まずは家計管理をする
家計管理は投資を始める前の基礎中の基礎です。家計を整えることを疎かにしてはいけません。毎月の支出を把握し、何にいくら使っているのかを確認します。もし使いすぎている支出があれば、自制したり、もっと賢く安く乗り換えできる部分を見つけたりします。
例えば、ポイントが貯まる支払い方法を利用することで、効率よく家計を管理できます。家計の流れを確認し、整えることが重要です。これにより、無駄な支出を減らし、余裕資金を確保することができます。
生活防衛資金は投資に回さない
投資には絶対はありません。元本割れや暴落を経験することもあります。株式市場が上昇している時期もありますが、暴落が来たときに備える必要があります。生活防衛資金がない状態で大きく元本割れしてしまったら、投資を続けることは難しくなりますし、メンタルにも大きなダメージを受けます。
必要なお金は投資に回さず、確保しておくことが重要です。これにより、投資を長期的に続けることができます。投資は基本的に長期で向き合っていくものです。生活防衛資金がない状態での投資はリスクが高すぎます。
毎月の家計の中から投資をする
家計管理をして生活防衛資金を確保した上で、無理のない金額で毎月の家計の中から投資をすることが重要です。特に投資信託の積立投資は未来の自分たちを豊かにするための投資です。今すぐに豊かになるわけではなく、5年後、10年後、20年後を見据えた長期投資です。
無理のない金額で始め、生活防衛資金が確保できたら投資額を増やすことができます。投資信託の積立額はいつでも変更できるので、まずは無理のない金額で始めてみましょう。
投資信託の積立投資を始める
まずは投資信託の積立投資を始めることをお勧めします。これが守りの資産運用になります。守りを固めつつ、配当金投資や株主優待投資にも少しずつ視野を広げていくのも良いでしょう。無理のない金額で始め、徐々に投資額を増やしていくことが大切です。
お勧めの本:『Die with Zero』
お金の使い方について考えるためにお勧めの本が『Die with Zero』です。この本はお金を使うことの大切さを分かりやすく伝えてくれます。投資にお金を回しすぎていると感じた方や、NISA貧乏になりかけていると感じた方は、ぜひ一度読んでみてください。自分自身のマインドセットが変わり、投資よりも大事なことに気づけるかもしれません。
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関連する質問と回答
Q1: NISA貧乏とは何ですか?
NISA貧乏とは、新NISAへの期待が高まりすぎて無理な投資をしてしまい、今使えるお金がなくなってしまうことを指します。過度な投資によって生活が苦しくなってしまう現象です。
Q2: 生活防衛資金とは何ですか?
生活防衛資金とは、何かあった時にすぐに使える現金のことです。投資には回さず、生活費や緊急時のために確保しておくお金です。
Q3: 投資信託の積立投資とは何ですか?
投資信託の積立投資とは、毎月一定額を投資信託に積み立てる方法です。長期的に資産を増やすための投資手法で、リスクを分散しながらコツコツと資産形成を目指します。
Q4: 家計管理の重要性は何ですか?
家計管理は、収入と支出を把握し、無駄な支出を減らすことで、余裕資金を確保するために重要です。これにより、無理のない範囲で投資を行うことができ、生活の安定を保つことができます。
Q5:『Die with Zero』の本の内容は何ですか?
『Die with Zero』は、お金を使うことの重要性を説いた本です。投資ばかりに目を向けるのではなく、人生を豊かにするためにお金をどう使うかを考えることを教えてくれます。