節約だけの人生にさようならを告げ、私とお金の友達で生活を豊かにし、家族や子供との時間も大切にしながら心も豊かにしたいと思っています。みんなで不安のない幸せな人生を作っていきましょう。今日は「積立てNISAから新NISAに変わる際に何をすべきか」についてお話しします。
意外と多くの方から「今年から新NISAになったけど、何かすることはありますか?」という質問をいただくので、これについて詳しくお答えします。実は多くの人が勘違いしていることもありますので、元々積立てNISAをやっていた方には特に参考になる内容です。
まず前提として、積立てNISAをやっていた人向けの話になります。そして結論として、勘違いしている部分と新NISAになってすることの2つに大きく分けて説明します。
勘違いしていること
勘違いしていることは以下の4つです。
1. 新NISAの口座を作らないといけないのか
新NISAの口座は新たに作る必要はありません。積立てNISAをやっていた証券口座では、自動的に新NISAの口座が作られています。例えば、楽天証券で積立てNISAをやっていたら、楽天証券で新NISA口座がすでに作られています。新たな手続きは不要です。
2. 新NISAで投資の設定をしなくちゃいけないのか
積立てNISAで積み立てをしていた投資信託と毎月の積み立て金額は、自動的に新NISAの積み立て投資枠として積み立てられています。つまり、積立てNISAをやっていた時と同じ金額、同じ銘柄で新NISAも続けることができます。
3. 積立てNISAが新NISAに含まれていないけど、どこに行ったのか
積立てNISAで投資した分は、新NISAに含まれていないわけではありません。例えば、SBI証券の場合は「旧積立てNISA枠」として表示されます。楽天証券の場合は、積立てNISAとして今まで投資した分が保有されています。楽天証券にログインしてNISA専用の画面で確認することができます。
4. 積立てNISAを売って新NISAにした方がいいのか
積立てNISAは売らなくていいです。積立てNISAは20年間非課税で運用することができますので、今までやっていた積立てNISAはそのまま保有しておくと良いでしょう。20年間経った後に新NISAの枠を使い切っていなかったら、その時に売却して新NISAの投資資金にするのが良いでしょう。
新NISAになってすること
新NISAになってすることは以下の3つです。
1. 投資額の見直し
積立てNISAの毎月の積み立て上限額は3万3333円でしたが、新NISAでは積み立て投資枠は毎月10万円、成長投資枠は年間240万円まで投資できます。投資できる金額が格段にアップしたため、毎月の投資額を見直して積み立て額を増やしても良いでしょう。
2. 特定口座で積み立て設定をしていたら新NISAに変更
積立てNISAで毎月3万3333円を積み立てていて、それ以上の金額を投資に回せる場合は特定口座で積み立て設定をしているかもしれません。新NISAの非課税枠を優先して使った方が良いので、特定口座での積み立て設定を解除し、新NISAの積み立て投資枠で毎月最大10万円まで設定することをお勧めします。
3. 特定口座で買っていた投資信託を売って新NISAにするべきか
特定口座で買っていた投資信託は売却して新NISAにした方が良いと考えています。非課税で運用できることは長期的に見て大きなメリットです。しかし、すでに新NISAの年間上限額360万円を埋められる投資の元金がある場合は、無理に特定口座を売却する必要はありません。
関連する質問と回答
Q1: 新NISAの口座を新たに作る必要がありますか?
A1: いいえ、積立てNISAをやっていた証券会社で自動的に新NISAの口座が作られています。新たな手続きは不要です。
Q2: 新NISAで改めて投資の設定をする必要がありますか?
A2: いいえ、積立てNISAで積み立てをしていた投資信託と毎月の積み立て金額は自動的に新NISAの積み立て投資枠で投資されています。
Q3: 積立てNISAの投資分はどうなっていますか?
A3: 積立てNISAの投資分は、新NISAに含まれており、証券会社のNISA専用画面で確認できます。どこにも行っていません。
Q4: 積立てNISAを売って新NISAにした方がいいですか?
A4: 積立てNISAは20年間非課税で運用できるので、売らない方が良いです。20年間保有して、必要な時に売却してください。
Q5: 特定口座で積み立て設定をしていた場合、新NISAに変更するべきですか?
A5: はい、特定口座で積み立て設定をしている場合は、新NISAの非課税枠を優先して使うために、設定を変更することをお勧めします。