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【2024年最新】楽天・SBI・マネックス証券比較: 楽天証券の改悪後、つみたてNISA初心者が選ぶべき証券会社は?

本日は2月1日に発表された楽天証券の改悪についてお話ししたいと思います。楽天証券で積み立てNISAを行っている人、これから始めようとしている人にとって、これは知っておいたほうがいい情報です。楽天証券の改悪を受けて、どの証券会社を選べばいいのか悩む方が多いかと思いますので、それを中心にお話ししつつも、楽天証券の改悪がどんな内容だったのかについても触れていきます。

まず結論からお話しします。今から積み立てNISAを始めるのであれば、楽天経済圏で生活し、楽天市場で買い物をする人は楽天証券が良いと思います。それ以外の人はSBI証券かマネックス証券のどちらかを選べばOKだと思います。今回の楽天証券の改悪があったものの、楽天経済圏で生活し、楽天ポイントをたくさん貯めている人に関しては、今回積み立てNISAを楽天証券で辞めるという選択肢ではなく、総合的に判断して楽天証券を続けたほうが良いのではないかと思います。

では、具体的にどの証券会社を選ぶべきか、比較をしていきましょう。

クレジットカードの還元率の違い

まず、クレジットカードについて比較してみます。SBI証券では三井住友カードを使ってクレジットカード払いができます。ノーマルカードとゴールドカードの2種類があり、ノーマルカードだと0.5%還元、年会費は無料です。一方、ゴールドカードは1%還元で、初年度は年会費が無料ですが、次年度から5,500円の年会費がかかります。ただ、年間100万円以上使うと年会費が無料になります。ここで注意したいのは、投資信託の買い付けはこの100万円には含まれないという点です。

次にマネックス証券のマネックスカードは、ノーマルカードで1.1%還元です。初年度の年会費は無料で、翌年から550円の年会費がかかりますが、年間に1回でも使えば年会費が無料になります。マネックスカードのメリットは、投資信託の積立でも年会費が無料になる点です。クレジットカードの還元率を求めると、マネックスカードの方が高い還元率を誇ります。

ポイントの使い道

次に、貯まったポイントの使い道について比較します。SBI証券の三井住友カードではVポイントが貯まります。Vポイントの使い道としては、アプリにチャージして買い物に使用することができ、1ポイント1円で使えます。また、Amazonギフト券に交換することもできますが、この場合は1ポイント0.8円となります。

一方、マネックス証券のマネックスカードではマネックスポイントが貯まります。このポイントはAmazonギフト券に1ポイント1円で交換できるほか、暗号資産や株式などにも交換が可能です。特にマネックス証券の社長がYouTubeでマネックスポイントをイーサリアムに交換しているという話もあり、ポイントの使い道としては非常に幅広いです。

投資信託の保有残高に対する特典

次に、投資信託の保有残高に対する特典を比較します。SBI証券とマネックス証券ではポイント還元率が異なります。例えば、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)では、SBI証券が0.034%、マネックス証券が0.03%です。eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)では、SBI証券が0.042%、マネックス証券が0.03%です。楽天全米株式インデックスファンドでは、SBI証券が0.05%、マネックス証券が0.03%です。全てのケースで、SBI証券の方がポイント還元率が高いです。

つまり、投資信託の保有残高が多いほどSBI証券の方がポイントが多く貯まるため、大きな金額を運用している人にとってはSBI証券が有利です。

使いやすさの比較

次に使いやすさを比較します。私はSBI証券を2018年から使っており、マネックス証券は最近口座開設をしたばかりです。SBI証券には投資信託専用のスマホアプリがありますが、投資信託以外の投資をしない人には使い勝手が良いとは言えません。一方、マネックス証券のアプリは投資信託や株式の取引が一つのアプリで行えるため、非常に使いやすいと感じました。

まとめ:どの証券会社を選ぶべきか

結論として、どの証券会社を選べばいいのかをまとめると、三井住友カードのゴールドを年間100万円使ってゴールドカードの年会費を無料にできるかどうかが一つのポイントとなります。投資信託の保有残高の特典がSBI証券の方が高いため、大きな金額を運用している場合はSBI証券が良いでしょう。しかし、年間100万円使うのが難しい場合は、マネックス証券でノーマルカードを使った方が1.1%の高還元率を得られるため、こちらがオススメです。

関連する質問と回答

楽天証券の改悪は具体的にどのようなものですか?

楽天証券の改悪とは、ポイント還元率の引き下げや一部サービスの終了が含まれます。これにより、積み立てNISAを利用しているユーザーにとってはポイントの貯まり方が以前よりも少なくなり、結果的に投資の効率が下がるという影響があります。

楽天証券での積み立てNISAは続けるべきですか?

楽天経済圏で生活し、楽天市場での買い物が多い方にとっては、楽天ポイントを有効に活用できるため、楽天証券での積み立てNISAを続けることが総合的に見て良い選択肢です。ただし、ポイント還元率だけを重視する場合は、他の証券会社を検討する価値があります。

SBI証券とマネックス証券、どちらが良いですか?

SBI証券は投資信託の保有残高に対するポイント還元率が高く、特に大きな金額を運用している人にとっては有利です。一方、マネックス証券はクレジットカードの還元率が高く、年間100万円の利用が難しい場合にはこちらがオススメです。

マネックス証券のマネックスポイントの使い道は?

マネックスポイントはAmazonギフト券への交換や、暗号資産、株式などへの交換が可能です。特に暗号資産への交換は他の証券会社にはないユニークな特徴で、将来的な資産の多様化を考えている方には魅力的な選択肢です。

クレジットカードの年会費を無料にするための条件は何ですか?

SBI証券の三井住友ゴールドカードの場合、年間100万円以上の利用で年会費が無料になります。ただし、投資信託の買い付け金額はこの利用額には含まれないため、日常的な買い物やサービスでの利用が必要です。