どうも皆さん、楽しく賢く資産運用する主婦ゲリラ、イディナです。子育てに奮闘しながらコツコツと資産運用をしている私が、今回は貯金がないけど積立NISAを始めるべきか悩んでいる方からのご相談についてお話しします。
結論から言うと、貯金がない状態で積立NISAを始めるのはリスクが高いです。具体的には以下の3つの問題が考えられます。
目次ストレスが増える
まず一つ目はストレスが増えることです。積立NISAは投資なので元本が保証されていません。実際に私も何度も元本割れを経験しています。投資を始めたばかりの1年から2年間は特にこの元本割れを経験することが多いです。
例えば、2020年のコロナショックの時には、私の積立NISAの評価額がマイナス5万円まで下がりました。元本割れを経験した時にそれに耐えられるかどうかが非常に重要です。貯金がない状態だと、この元本割れに対するストレスは非常に大きく、メンタル的にもきつくなります。
長期的な投資計画が難しくなる
積立NISAは長期でやってこそその効果が実感できるものです。長期で続けるためには、ある程度の貯金が必要です。私自身も、コロナショックの後に積立NISAの効果を実感しました。株価が下がった時に安く買えるため、その後の回復期に大きく増えることがあります。
しかし、貯金がない場合、長期で投資を続けることが難しくなることがあります。元本割れを経験しても続けていけるためには、緊急時に対応できる生活防衛資金が必要です。
緊急時の対応ができなくなる
貯金がない状態で投資をしていると、緊急時に対応ができなくなります。生活防衛資金として一定額の現金を確保しておけば、緊急時でも対応が可能です。積立NISAはいつでも売却して現金化することができますが、必要な時に元本割れしている可能性もあります。
例えば、急に大きな出費が必要になった場合、積立NISAを売却しなければならないタイミングが来るかもしれません。しかし、そのタイミングで元本割れしていたら、元本割れのストレスに加えて、緊急時の不安が増すことになります。
生活防衛資金としての貯金
生活防衛資金としての貯金はどのくらい必要かというと、私は12ヶ月分を確保することをお勧めします。生活防衛資金とは、1ヶ月に生活できるお金のことで、家賃や食費、水道光熱費などが含まれます。
例えば、月に20万円必要だとしたら、12ヶ月分で240万円の貯金があると安心です。この12ヶ月という期間は、もし仕事を辞めた場合や収入が一時的に途絶えた場合でも、失業手当を受け取りながら再就職活動をするための期間として適しています。
失業手当と再就職活動
仕事を辞めた場合、失業手当を受け取るためには、離職前の2年間で通算12ヶ月以上の被保険者期間が必要です。失業手当は離職前の給料の50%から80%がもらえます。自己都合で辞めた場合の給付日数は90日から120日程度です。
失業手当を受け取りながら再就職活動をするためには、この12ヶ月分の生活防衛資金があれば安心です。再就職までの期間をしのぐための生活費として、12ヶ月分の貯金を確保することをお勧めします。
個人の状況に応じた生活防衛資金の目安
生活防衛資金の目安はあくまでも個々の状況によります。例えば、実家暮らしで独身の方であれば、家賃がかからないため3ヶ月分の生活防衛資金でも十分かもしれません。また、20代前半で再就職が比較的容易な場合も、3ヶ月から6ヶ月分の生活防衛資金で十分でしょう。
逆に、心配性の方や安定を求める方は12ヶ月以上、例えば24ヶ月分の生活防衛資金を確保したいと思うかもしれません。自分の生活環境や価値観に応じて、適切な生活防衛資金を確保することが重要です。
自分基準での生活防衛資金の確保
生活防衛資金をどれくらい確保すれば安心できるかは人それぞれです。自分の生活環境や価値観に応じて、自分基準で生活防衛資金を設定しましょう。例えば、3ヶ月分、6ヶ月分、12ヶ月分、24ヶ月分など、どの程度の貯金があれば投資を続けられるかを考えましょう。
元本割れを経験しても続けていけるかどうか、自分のメンタルやリスク許容度を考えながら、生活防衛資金を確保しましょう。これにより、安心して積立NISAを続けることができます。
まとめと今後のアクション
今回は貯金がない状態で積立NISAを始めるリスクについてお話ししました。ストレスが増える、長期的な投資計画が難しくなる、緊急時の対応ができなくなるという3つの問題が考えられます。生活防衛資金を確保することで、これらのリスクを軽減し、安心して積立NISAを続けることができます。
すでに投資を始めている方は、生活防衛資金がどれくらい確保されているか、またはどれくらい確保しようとしているかをコメントで教えていただけると嬉しいです。この記事が少しでも参考になった方はぜひいいねを押していただけると幸いです。さらに平日の夜9時に更新しているので、チャンネル登録もよろしくお願いします。
関連する質問と回答
1. 積立NISAを始める前にどれくらいの貯金が必要ですか?
積立NISAを始める前には、少なくとも3ヶ月から12ヶ月分の生活防衛資金を確保することをお勧めします。これにより、緊急時にも対応でき、元本割れのストレスを軽減することができます。
2. 積立NISAで元本割れした場合、どうすればいいですか?
元本割れした場合でも、長期的な視点で投資を続けることが重要です。株価が回復するまで待つことで、利益を得る可能性が高まります。また、生活防衛資金があれば、元本割れのストレスを軽減し、投資を続けることができます。
3. 生活防衛資金をどれくらい確保すればよいですか?
生活防衛資金は個々の状況によりますが、一般的には3ヶ月から12ヶ月分を確保することをお勧めします。自分の生活環境や価値観に応じて、適切な金額を設定しましょう。
4. 実家暮らしの場合、生活防衛資金はどれくらい必要ですか?
実家暮らしの場合、家賃がかからないため、3ヶ月分の生活防衛資金でも十分かもしれません。ただし、自分の生活環境や再就職の難易度なども考慮して、適切な金額を設定しましょう。
5. 積立NISAを続けるためのメンタルの保ち方は?
積立NISAを続けるためには、長期的な視点と冷静な判断が重要です。生活防衛資金を確保し、元本割れのストレスを軽減することで、メンタルを保ちやすくなります。また、投資の目的や目標を明確にし、定期的に見直すこともメンタルの保ち方に役立ちます。